「仲間づくり」8つのポイント

2016-03-22 / by Yuki Nakamura 
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新年度のスタートと共に、仲間との別れ、出会いの季節ですね。こんにちは、UNDERBARプロモーターの中村です。

コワーキングスペースUNDERBARの一つの使命は、起業家を輩出するということですが、それには苦しいときに助言をくれたり、共に夢を実現する仲間が大事になってきます。本稿のテーマは「仲間づくり」。以前コラムで「プロジェクトのスタートは、ビジョンや目標設定よりもチームビルディング(仲間づくり)が優先する!?」という記事をアップしましたが、そもそも仲間づくりはどうやったらできるのでしょうか。一人で出来ることは質・量ともに限られてしまいますが、多くの仲間と力を合わせることができれば、実現できることの幅はぐんと広がります。何より、仲間と一緒に何かをやり遂げたときの喜びは、一人のときより何倍も大きなものになります

今回は、多くの仲間と様々なことを形にしている「日本西海岸計画」のプロジェクトリーダー池田友喜さんに仲間づくりのポイントについてお話を伺いました。池田さんは酒田市出身、東京でIT企業を立ち上げた後、2年前にUターンし「日本西海岸計画」をスタートさせました。

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日本西海岸計画とは
山形県庄内地方が属する“日本海側“を日本の“西海岸”とし「起業するなら日本の西海岸、日本版シリコンビーチ」と国内外の起業家が訪れてくるような文化・環境作りのコミュニティ。
https://www.facebook.com/jwcmp/

なお、ここで言及する「仲間づくり」は、営利・非営利に関わらず何かのプロジェクトを進めていくときのチームづくり、コミュニティづくりのことを指しています。
それでは、以下「仲間づくり」8つのポイントご一読ください。

1)ビジョンを明確にする

まず、自分がなにをやりたいのかビジョンを明確にすること。ビジョンを思い描いたときに、明確に頭の中でビジュアル化できるようでなくては、まだビジョンが明確になっていない証拠だ。ビジョンを他人と共有していくため、一言で「〇〇を〇〇する」と言葉にできることも重要。例えば立食パーティーで新しい人に出会ったときなど、短時間でプロジェクトの説明をしなければならないシチュエーションはたくさんある。一言で自分のビジョンを紹介できるようにしておこう。また、ビジョンを形成していく過程で、自分の夢・好きなことだけではなく多くの仲間と追求できる「公益性のある目的」という視点を持つことも大事。その活動に意義があり、意気に感じてもらい、熱意と時間と知力を多くの人に惜しみなく費やしてもらうには「公益性」があるビジョンでなければならない。

2)人に興味をもつ

プロジェクトに加わって欲しい仲間を探すには、まず周りの人に興味をもつことだ。これは簡単そうに思えて、実行するのは案外難しい。自分のことばかりでなく周りの人にしっかり目を向けられているだろうか
その人が何をやっていて、何が好きで、どんなことを大切にしているのか。仲良くなってよくよく話を聞いてみると「えっ、そんなことやってたんだ」と驚いた経験を持つ人も多いだろう。今はFacebookやブログをアップしている人、ホームページを持っている会社も多い。以前よりも、興味を持てば「人を知ること」が簡単になっている。
もちろん直接のコミュニケーションが一番重要であることに今も変わりはない。能ある鷹は爪を隠すというように、仲良くならなければその人の秘めた力を見せてもらえないこともある。仲良くなるためには、人の話をよく聞くこと、そして例え小さなことでもその人のいい部分に気づいて口に出していくことだ。また初対面でピンときた相手とは、なるべく早いタイミングで再度顔を合わせる機会を作る。忙しくても苦労をいとわず足を運ぶことだ。2週間以内に3回くらいのペースで会うと、「まだ知り合ってそれほど経っていないけど長い付き合いのようだよね」みたいな会話がでてくることもある。

「人材がいない」という言葉を耳にすることがあるが、スキルをもつ人、何かに貢献したいと思っている人は、自分の周りにもいるものだ。更に庄内のようなローカルコミュニティでは、「会えない人はいない」。庄内の人口は30万人程だが、1人2人間に立ってもらえばどんな庄内レジェンドでも会える。地方で仲間づくりをする場合はその利点を最大限に活かしていこう。

3)コアメンバーを見つける

プロジェクトを始めるときには、まず数人のコアメンバーを見つけよう。一番始めに声をかける数人は非常に重要だ。プロジェクトに必須のスキルは何なのか、どういった人材がチームに必要なのか明確にした上でコアメンバーを定めよう。他に手伝う人がいなくても、そして何があっても自分達でやりきるという覚悟がこのメンバーには求められる。

4)全力でお願いをする

コアメンバーになって欲しい人が見つかったら「全力で」お願いをしよう。自分が描いたビジョンに対して遠慮をしてはいけない。あなたが描いたビジョンは個人の利害を超えた公益性が高いものであるはずだからだ。誘うほうが全力になって誘えないのであれば、相手が動いてくれるわけがない。自分が描いたビジョンに自信がないのか、自分の覚悟が足りていないのか。いずれにせよ、もう一度はじめに立ち返ってビジョンを検討しなおしてみよう。

5)集まれる場所をつくる

気軽に集まれる場所があったほうがいい。プロジェクトメンバー同士のコミュニケーションは重要だ。メンバー各個人が本当は何をやりたいのか話し合い、プロジェクトのビジョンを共有し、最終的に何を成し遂げたいのかお互いの共通点をみつけていくのには時間がかかるもの。言葉にしっかり耳を傾けながら、プロジェクトの細部をつめていき、徐々に熱気を高めていこう。

6)発信する

早い段階から自分たちがやりたいことを発信していこう。まだプロジェクトが固まっていなくてもいい。よく「まだ秘密で言えないんですけど・・・」という人がいるが、現在、地球上に約70億人が暮らしている。自分と同じようなアイデアはどこかで誰かが既に考えていると思っていたほうがいい。分かれ目はやるかやらないかだ。現在はインターネットで全世界に簡単に情報発信できるようになった。うまく発信することによって地理的な制限なくリソースを集めることが可能だ。やりたいことや進行状況をどんどん発信していくことで共感する人・関連情報・反対意見・想定リスクなどが集まってくるメリットのほうが、秘密にするメリットよりも大きい。

7)続けることが難しいと覚悟しておく

はじめるのは簡単、それよりも続けることが難しいということをコアメンバーと共に初めから意識しておこう。新しいことを始めるときにはわくわくして意欲も高く惜しみない情熱を注げるもの。しかし理想のところまで到達するには時間がかかる。ある程度続けていると徐々に慣れてきて意欲を保つのも難しくなる。成果を可視化して達成感を実感しながら、理想がどこにあるのか思い出して継続していこう。プロジェクトに対してどう考えているのか、各メンバーのモチベーションがどこにあるのか互いに耳を傾け、ずれが生じてきたら必要に応じて思い切った修正をしていくことも重要だ。

8)2次会、カラオケ、愛、人情

真面目にビジョンやプロジェクトについて話し合う時間も大切だが、お酒等を介して互いの人となりを知ることも重要だ。空気を敢えて読まず、少々強引に2次会やカラオケなどを提案してみよう。普段は立派にかっこよく振る舞っていても、お酒の飲み過ぎ、下手なカラオケなどでお互いに醜態をさらけ出すくらいが丁度いい。そういった体験を共有し、許しあえる関係づくりが、本音で語りあえる一体感のあるチームを作る妙薬になるはずだ。
いかがでしたでしょうか?
私自身、これまでの30年間の人生を振り返って「素晴らしい仲間とチームを組み、何かに本気で取り組むことができた時」というものは最高の思い出になっています。本コラムが皆様の目標を実現する一助となれば幸いです。

■writer's profile

Yuki Nakamura

Yuki Nakamura

中村 雄季

埼玉県出身。大学を卒業後都内大手デジタルマーケティングエージェンシーでWEBディレクターとして勤務。2013年、自然に寄り添ったライフスタイル・社会経済の構築を実践するため山形県庄内地方へ移住。現在農家として遊佐町で70aの砂丘畑の耕作、及びFUN MORE DESIGNとしてWEBサイト構築・編集・ライティング等に従事。  http://funmoredesign.com  Instagram

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