UNDERBAR主宰 平尾 清【動画】 〜コワーキングサミット〜

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2015年12月6日、東北公益文科大学で「コワーキングサミット2015」を開催、全国から集まっていただいたコワーキング関係者とパネルディスカッションやワークショップを行いました。その中でプレゼンテーションいただいた6名の方の動画をノーカットでご紹介。5本目はUNDERBAR主宰 平尾 清によるスピーチ動画です。

平尾 清
マーケティングスペシャリストとしてIBM、マイクロソフト、GEを顧客志向に変革するプロジェクトをリード。
2014年4月から、東北公益文科大学に着任し、地域活性化を主な目的としたマーケティング・コースや起業家塾を主宰。ビジネスとして、新しいスタイルのコンサルティング事務所『Share INITIATIVES』を設立し、世界ブランド企業のビジネス戦略/人材育成をはじめとして、NPO、公共機関など、ジャンルを超えた幅広いソリューションを提供している。2015年6月に庄内初のコワーキングスペースとして誕生したUNDERBARを仲間たちとcoworking resortとして進化させていくことに全力を注いでいる。

今回、コワーキングサミット2015を主催したUNDERBARの平尾のウェルカムスピーチ。多読家の平尾らしく、古典著作の比喩を用いながらコワーキングスペースの可能性と情熱を語りました。

コワーキングスペースは大人にとってのクリエイティブな砂場だ

今から25年程前、「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」という本が世界中で話題になったそうです。タイトル通り人間がいきていくのに必要なことは、幼稚園の砂場にあるのではという内容で、

・ フェアプレーでいこう
・ みんなで分かち合おう
・ 誰かを殴らないようにしよう
・ 遊びすぎず、勉強しすぎず、働きすぎずバランスをとっていこう

ということが書かれているとのこと。大人になった我々はもう砂場で遊ぶことはなくなってしまったわけですが、平尾はこんな風に語ります。

” コワーキングスペースは大人にとってのクリエイティブな砂場ではないかと考えています。組織や決まりごとのルールに縛られて自分の発想や行動を制約するのではなく、自分はこれが作りたい、これが得意だ、と自由に自分の才能を発揮する場所が必要なのではないか。

確かに、砂場では「こうしなさい、あれはしてはいけない」という明確なルールみたいなものはありません。子供同士が一つの場をなんとなく共有し、関わり合いながら学んでいく。そういう意味で、様々な人と、「場」を共有しながらもあえてルールを作らないコワーキングスペースとよく似ているのかもしれません。

人々はバベルの塔の中に住んでいる?

「人間が、自分達が頭が良くなり何でもできると過信し、天まで届くバベルの塔を立て始める。その塔を作っていく過程で、神様は人間が驕りすぎているのではないかと雷を落とし、塔を破壊すると同時に、それまで人間は一つの言葉を話していたが、いろいろな言葉に分割されてしまった。」バベルの塔の神話です。

そして平尾はふと、「自分はバベルの塔の中に住んでいるのではないか」と感じることがあるといいます。

自分はいろいろな組織、外資系会社、ベンチャー、行政の組織、大学、NPOなどに携わってきました。今になって振り返ると、皆よかれと思ってやっているのですが、「個別にバベルの塔を作っていたのではないか」と反省する気持ちがあります。競争ではなく共有を掲げるコワーキングスペースという新しいムーブメントは、我々にとって新しい可能性を見出すワンステップになるのではないかと思っています。 ”

UNDERBARがオープンして既に1年以上が経過しました。UNDERBARが「バベルの塔」になってはいないかどうか。UNDERBARが「大人にとってのクリエイティブな砂場」になっているかどうか、コワーカーの皆様とこれからのコワーキングムーブメントを一緒に作り上げていきたいと思います。

■writer's profile

Yuki Nakamura

Yuki Nakamura

中村 雄季

埼玉県出身。大学を卒業後都内大手デジタルマーケティングエージェンシーでWEBディレクターとして勤務。2013年、自然に寄り添ったライフスタイル・社会経済の構築を実践するため山形県庄内地方へ移住。現在農家として遊佐町で70aの砂丘畑の耕作、及びFUN MORE DESIGNとしてWEBサイト構築・編集・ライティング等に従事。  http://funmoredesign.com  Instagram

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