発明家が描くオープンイノベーションの未来(事業主募集中)!

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会員の「これがしたい」を支える場、それがUNDERBAR。今回は、多様な方との交流のなかで、新しい商品を生み出したモデルをご紹介します。会員の畠中智哉さんがパズル開発を通してUNDERBARとどう関わっていったのか、また今後のビジネスの展望を伺いました。

立体型の知育玩具パズルを開発

普段、会社員として酒田市にお住まいの畠中智哉さん。知人の話やFacebookから、コワーキングスペースの存在を知り、1年程前から土日を中心にUNDERBARを利用しています。初めて来て頂いたその日に、畠中さんが過去に開発したパズルを、コンシェルジュに披露しました。

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大学では物理学科に所属し、素粒子理論を専攻。追究していくなかで、大学院の後輩から教えてもらった、15パズルの数理にヒントを得て、立体型で何か面白いものを作ろうと思い、具現化したのがこちら。全ての面に1・2・3が揃うようにキューブを動かしていきます。

構造数理科学や素粒子理論でも有名な「広田三輪方程式」を用いた構造をとっているそう。だれもが素粒子理論で遊べるパズルを作りたい、という期待を込めました。ルービックキューブなどのパズル好きの方はもちろん、知的玩具を探している親御さん、仕事の合間に、手を動かしてリラックスしたい方のために制作。金属は使用せず、木製のぬくもりを感じてほしいです。

名付けたパズルの名前は、「Shonai Puzzul 1(SP1)」。庄内の名産になること、生産する庄内の企業の主要な商品となって、その会社の収益になってほしいとの願いを込めました。

UNDERBARに行ったその日に紹介、利用者からの意見をもとに製品開発

UNDERBARの利用初日、おそるおそる「これを商品化したい」とコンシェルジュに伝えた畠中さん。すると、会員さんが次々とおもちゃで遊んでいき、これを商品化するにはどうしようかと親身になって考え始めました。「自分としては自信作だったものの、世に出すにはブラッシュアップが必要だと分かったと同時に、一緒に真剣に考えてくれる人がいることが本当に嬉しかった」と語ります。多彩なアイディアのなか「数字ではなく、各面の写真を合わせると分かりやすい」「枠が角張ってるので、手に取りやすい形状にしてはどうか」という声をもらい、早速1週間ほどで具現化したのが、下の作品。

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磁石タイルで出来たバラバラのキューブを、写真を合わせるようにしてくっつけていき、六面の立方体を積み上げていきます。写真には、酒田市内の観光名所や名産品(日和山、山居倉庫、傘福)を採用。飾っておくだけでも楽しめるオブジェにできるのではと思い、立体の各面が映えるようにカクテルグラスに飾ってみることも考えました。

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オープンイノベーションでサービスを開発したい

畠中さんが感じていたのは、社会のあらゆるサービスが提供者側からの一方通行で、対価の交換がお金でされることへの違和感。単なる消費者ではない購入者が主体になる仕組み、そしてお金ではなく、アイディア・スキルを交換するような社会を想像しています。

例えば、お客さんが「こういうのがあったらいい」という声を汲み取って、サービス開発へ活かすようなオープンイノベーションの形を発展させること。購入型ファンディング(オンラインサロンやクラウドファンディングなど)の仕組みづくりでファンを増やしながら資金調達をし、受注生産を行う。お客さんを特定しながら事業を展開する仕組みをつくり、売り買いの新しい方法の現実化を目指します。

このパズルを使って商品開発・事業展開をしていく事業主を募集!

畠中さんは、会員とともにプロジェクトを立ち上げ、商品化への議論を重ねていきます。会員の紹介で、弁理士さんへ特許の相談に行って調べていったところ、類似品がアメリカで特許が取得されていることが分かり、開発が頓挫しそうになったことも。会社員として働いていることもあり、自身は創業という形を取らず、開発者の立場から、パズルの製造・販売事業を見守っていきたいとのこと。そこで現在、実際の経営を担う事業主を求めています。

ルービックキューブや旅館に置かれているようなパズルと肩を並べるか、それ以上の商品として、多くの人々に手に取ってもらえることを目指しています。このパズルの開発から販売までを これまでの既成のやり方ではなく、売り手も買い手もハッピーなモデルとして成功させる。この理念に共感する方がいましたら、ぜひご一報ください。

連絡先は以下の畠中智哉さんのFacebookにてメッセージをお願いします。
https://www.facebook.com/tomoya.hatanaka.7

サービスの改良・ブラッシュアップには、市場調査が不可欠です。畠中さんのように、UNDERBARにいる老若男女の会員さんに意見を伺ってみるのは、大事な手法のように感じます。UNDERRBARでは、自らのサービスを開発し、世にリリースするチャレンジャーを応援しております。

■writer's profile

Maiko Kumazawa

Maiko Kumazawa

熊澤 舞子

東北公益文科大学公益学部地域共創コース卒業。StartupWeekendYamagata第1回でチームリーダーとなり審査員特別賞受賞。在学中にアイディアを実現化し、空き家を活用したシェアハウスを設立、実際に住みながら運営を行った経験がある。現在、同大学庄内オフィス職員としてUNDERBAR立ち上げに従事しながら、地方の人や情報の拠点づくりを目指す。 Facebook

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