【働きながら世界一周!?】 2016年のコワーキング関連ニュースと2017年へのヒント

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2016年も早いものでもう12月。1年を振り返る時期になってきました。そこで今回は2016年のコワーキング関連ニュースを振り返り、UNDERBARの2017年へ向けたヒントを探りたいと思います。

大企業、大規模施設でコワーキングスペースを取り入れる動き

2016年を振り返ると、都市部を中心に大企業や大規模複合施設でコワーキングスペースを取り入れる動きが目立ちました。

■Yahoo! Japan新社屋に日本最大級のコワーキングスペースを設置

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https://lodge.yahoo.co.jp/

Yahoo! Japanが東京本社の移転にともない、社外の人も利用できるコワーキングスペース「LODGE」を社内にオープンしました。”ヒト・モノ・情報が接する機会を増やし、新たな組み合わせからイノベーションを創出していく”ことを目指しているとのことです。私も一度利用したことがありますが、広々とした心地よい空間で、黙々と作業をする人、ホワイトボードを使って楽しそうにブレストをしているグループ、何やら工作をしているグループ、誰もが参加できるセミナーなど、様々なことが進行しており、とても賑わっていました。

▼(参考)ヤフーの新スペース「LODGE」誕生秘話! エンジニアとデザイナーがタッグを組んだ理由
http://careerhack.en-japan.com/report/detail/730

■関西大学梅田キャンパス内にコワーキングスペースを設置

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http://www.kansai-u.ac.jp/umeda/meriseclub/index.html

関西大学が新たに開設する「梅田キャンパス」内にコワーキングスペース「KANDAI Me RISE 倶楽部(かんだいみらいず倶楽部)」をオープンしました。新キャンパスを”地域・社会人・大学がともに発展できる新たな拠点となることを目指す”と定め、スタートアップを支援する「STARTUP CAFE」や、「STARBUCKS」、「TSUTAYA BOOK STORE」なども入居しています。UNDERBARも東北公益文科大学キャンパス内に設置されていますが、それよりも大規模なスケールの事業となっています。

■原宿・神宮前の新ホテル「TRUNK」内コワーキングスペース
https://trunk-hotel.com/pre/

2017年5月に原宿・神宮前で開業予定の「TRUNK(HOTEL)」が一年間限定で開業準備室としてコワーキングスペースエリアを開放しているとのこと。TRUNKは「ソーシャライジング」をコンセプトとして掲げた今までにないホテルになるそうで、開業前のスペースをコワーキングスペースとして開放する試みも面白いです。

■渋谷駅東急線跡地の大規模商業施設にコワーキングスペースを設置
http://news.mynavi.jp/articles/2016/10/27/shibuyastream/

渋谷駅の東急東横線の跡地にできる大規模商業施設「渋谷ストリーム」内にコワーキングスペースを設置するとのこと。クリエイター向けのインキュベーション機能を置くことで企業・個人のコラボレーションを目指すそうです。

海外でも広がりが見られます。

■Microsoft、マンハッタンのコワーキングスペースと提携

▼MicrosoftがコワーキングスペースWeWorkとの提携で街中をオフィスに
http://jp.techcrunch.com/2016/11/05/20161104microsoft-brings-back-the-traveling-salesman-with-new-wework-partnership/

コワーキングスペースを提供する不動産スタートアップ「WeWork」がMicrosoftと提携し、Microsoftの300人程の従業員がマンハッタンにある全てのWeWorkのコワーキングスペースを利用できるようになるということです。

また、同「WeWork」は中国への進出も決定したそうです。
http://forbesjapan.com/articles/detail/12672

■シンガポールのコワーキングスペース、550万ドルを調達

▼シンガポールのコワーキングスペース新旗手Spacemob、東南アジアのシードラウンドで最大額となる550万ドルを調達
http://thebridge.jp/2016/11/new-singaporean-co-working-space-just-raised-largest-seed-round-southeast-asia-20161123

Spacemobでは競合との差別化にあたり、フルエンジニアリングチームを抱え、利用者へのサービスを提供していくそうです。それだけコワーキングスペースの需要が見込めるからこそ、巨額の投資が行われるのでしょう。

さて、以上のような2016年に見られたニュースを振り返ると2つのことが言えそうです。

・コワーキングスペースの運営手法、及び成果の認知が広がっている
・コワーキングスペースがもたらす「個人と個人」「個人と企業」のコラボレーションへの更なる期待が伺える

deskmagによると、現在世界中で7,800箇所のコワーキングスペースが存在するということですが、こうした多くの先駆的なコワーキングスペースが出してきた成果が認められ、成果を出すための運営手法が広く知られるようになったことが、大企業のコワーキングスペース参入を後押ししているのだと思います。

UNDERBARへのヒント

コワーキングスペースが広がりを見せている理由は、UNDERBARが目指しているものと共通していると言え、今後はコワーキングスペースという存在がもっと「普通のもの」として一般に浸透していくことが予想できます。また、規模の違いはあれど、こうした大企業によるコワーキングスペースからヒントを求めたり、連携していく道を探っていきたいものです。

一方で、人口10万人規模の酒田市ではUNDERBARの設立の目的を達成するためには、大都市のコワーキングスペースではやる必要のない様々な「仕掛け」も必要となってきます。以下にそのヒントとなるようなニュースをピックアップしてみました。

■16万人都市で地方創生のモデル化を目指すコワーキング「HanaLab.Coworking」(長野県上田市)
https://toiroha.jp/article/detail/65423

長野県上田市HANALAB.COWORKINGでは、地域での「場」作りがしたくてコワーキングスペースを始めたが、コワーキングスペースを利用するフリーランサー自体があまりいなかったので、創業支援を始める、そしてどんどん根っこの部分の産業振興や人材開発といった「地域経済に関わるあらゆること」をやるようになっていったそうです。

■働きながら、夢の世界一周旅行が実現! これぞノマドワークの最先端、海を渡るコワーキングスペース「Coboat」
http://greenz.jp/2016/11/06/coboat_working/

船旅そのものがコワーキングスペース。北前船の寄港地として栄えた酒田にはぴったりです。

■Co+Work+Vacation=Coworkation、やろう。
https://medium.com/cahootz-kobe/co-work-vacation-coworkation-%E3%82%84%E3%82%8D%E3%81%86-4e78cba3a99e#.ser6xoe60

働ける環境さえあれば世界中どこでもコワーキングが可能です。それにバケーション(休暇)をミックスしたコワーケーション。地域にコワーカーだけでなく、地域外のコワーカーともコラボレーションできる面白い枠組みです。酒田のファンにもなってもらえそうです。

いかがでしたでしょうか?こうしたニュースを見ていると、なんでもできるコワーキングスペースの可能性に楽しくなってきます。一方で、コワーキングスペースはWi-Fiとデスクを設置しただけでは何も起こりません。目標に向けて、Do Do Do。そんな2017年にしていきたいと思います。

■writer's profile

Yuki Nakamura

Yuki Nakamura

中村 雄季

埼玉県出身。大学を卒業後都内大手デジタルマーケティングエージェンシーでWEBディレクターとして勤務。2013年、自然に寄り添ったライフスタイル・社会経済の構築を実践するため山形県庄内地方へ移住。現在農家として遊佐町で70aの砂丘畑の耕作、及びFUN MORE DESIGNとしてWEBサイト構築・編集・ライティング等に従事。  http://funmoredesign.com  Instagram

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