【利用者のリアルな声】雰囲気はいい、だけど・・・

nakahara

早いものでアンダーバーがプレオープンしてからもうすぐ1年。まだまだ理想のコワーキングスペースとはいきません。より良いコワーキングスペースとするにはどうしたらいいのか?今回、利用者としてのリアルな意見を東北公益文科大学特任講師 中原浩子さんに伺いました。

中原浩子 氏
東北公益文科大学特任講師・日本語教育担当助教。広島県出身。2010年、庄内の自然・風土・人に魅了され移住。公益大生有志による活動「酒田おもてなし隊」では、学生と共に実践的な観光活動を展開する。

中原浩子さんインタビュー

アンダーバーをこれまでどのようなシーンで利用しましたか?

農業に携わる女性たちの団体「女流塾」の打ち合わせで使いました。当時は、女流塾が結成して間もない時期の会議だったため、リラックスして意見交換できるような場所を求めていました。
また、「プロジェクト型応用演習」という大学の授業スペースとして、数回利用しました。学生が調べものをしたり、ブログを作成したり、冊子をデザインしたりと、インターネット環境が必要な授業だったため、アンダーバーが適していると思ったからです。
その他にも、「SHONAI STYLE」という雑誌をつくる際のヒアリング調査で30人くらいで使ったこともあります。

使ってみての率直な感想はいかがでしたか?

雰囲気は気に入っています。ざっくばらんに意見を出しながら何かを作り上げる、いわゆる合意形成の作業に向いていると思います。一方、打ち合わせ相手は、1回の利用で500円の会費を払わないといけないので、この地域の価格としては高いと思います。価格を維持するのであれば、「ここには情報がある」「田舎で手に入らないものが手に入る」といった場になる必要があるのではないかと思います。
また、20時に閉まってしまうのは早いですし、日曜に開館しないのは残念です。「いつ来ても開館している」という状態が理想ですね。

大学内にコワーキングスペースがあるということに関してどう思いますか?

学生にはアンダーバーを気軽にどんどん利用して欲しいと思います。社会人が日常的に仕事をしていて、気軽に話しかけられる環境が身近にあるのは貴重です。自らの成長に大きなプラスをもたらす場です。

アンダーバーの使命の一つが起業家を育成するということですが、そのためにはどんなことが必要だと思いますか?

何かに挑戦したいと相談に来る学生には、その分野に長けた人を紹介するようにしています。そして、初対面の際には、私も必ず同行します。「一人でやりなさい」ってポーンって送り出すのではなく、学生一人ひとりに合わせて必要なことをアドバイスし、引き合わせた社会人にも、実は裏で気配りをしています。

ここが起業家育成施設を目指すのであれば、「この人に相談すると事が前に進む」という環境であると良いと思います。起業するには、事業計画書の作成など、様々な準備をしなければなりません。「添削するから持ってきてごらん」「手続きするにはこういう書類を書くんだよ」とサポートをしてあげることが必要だと思います。

今後アンダーバーに期待することは何ですか?

曜日関係なく24時間使いたい、せめて22時までオープンしていて欲しいです。
あとは、1階にご飯食べるところが欲しいですね。また、オフィスが持てたり、登記ができたりするといいです。

インタビューを終えて

今回のインタビューで言及された、「打ち合わせで利用したい時に、相手も料金を払わないといけないから使いづらい」という点については、利用者の動向をみながら運営側で検討しているところです。
新たな本棚や椅子・テーブルが設置され、設備の面ではより充実したアンダーバー。今後も「もっと使えるコワーキングスペース」となるべく進化していきたいと思いますので皆さまのご意見やご要望をお待ちしております。

■writer's profile

Yuki Nakamura

Yuki Nakamura

中村 雄季

埼玉県出身。大学を卒業後都内大手デジタルマーケティングエージェンシーでWEBディレクターとして勤務。2013年、自然に寄り添ったライフスタイル・社会経済の構築を実践するため山形県庄内地方へ移住。現在農家として遊佐町で70aの砂丘畑の耕作、及びFUN MORE DESIGNとしてWEBサイト構築・編集・ライティング等に従事。  http://funmoredesign.com  Instagram

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