まだまだ支援は必要だ 〜熊本地震現地からライブレポート(動画) 〜

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UNDERBARでは熊本地震発生後、募金箱を設置し義援金を募っておりました(募金は9月24[土]まで募っています)。一昨日9月13日、義援金募集活動の締めくくりとして、寄付先の「Information BEPPU」松尾篤典さんとUNDERBARをテレビ電話で繋ぎ、被災地の「今」をレポートいただきました。被害が最も大きかった地域の一つ、熊本県益城町(ましきまち)平田地区の現場から中継くださり、地震直後から継続的にボランティア活動をされてきた松尾さんならではの視点と考えを語ってくださいました。

テレビ電話の映像を録画し、分かりやすく20分程度のダイジェスト版として編集したものを以下にアップいたしましたので、是非ご覧ください。

今回の震災では自宅避難者が多いのが特徴だったこと、まだまだボランティアは必要とされていること、中でも一番寂しく聞いた以下のようなお話もありました。

「仮設住宅に入った後に亡くなられる方は、男性の独居老人の方が多いんです。仮設住宅に入った後、何もやることがない、周りとコミュニケーションをとらず、一人でお酒を飲むしかやることがなくなってしまうのです。そうしてお酒を飲んだまま亡くなられてしまったケースもありました。」

今、山形にいる我々は何ができるのか。

以下動画のタイムラインとなります。

▼0:08〜【Information BEPPUとはどんな団体ですか?】
Information Beppuが何をしてきたか。実際に足を運んで得た情報をFacebookで流したり、避難所の運営や、災害ボランティアのコーディネート、復旧作業を行ってきたこと など。

▼1:20〜 【Information BEPPUはいつから被災地域に入り、どんなことをしてきましたか?】
地震発生1週間後から入った。仮設トイレを運んだり、公民館を片付けて、支援物資おけるようにしたり、がれき撤去したりして支援物資を輸送できるようにしたこと など。

▼3:05〜 【熊本地震の被害の特徴はどんなところにありますか?】
今回の地震の特徴、自宅避難者が多いこと、孤立した地域が多いこと、孤立した避難所に支援物資がない、仮設トイレがない など。

▼4:09〜 【なぜ危険な自宅に留まってしまい、避難所にいけないのでしょうか?】
避難所いくのがストレスであったり、コミュニティで助けあって生きているのでコミュニティから抜けられないということであったり、コミュニティから抜けられると困るという声があったりなど様々な要因が考えられること。市街地は避難所に行く方が多かったということ など。

▼5:22〜 【益城町(ましきまち)平田地区の現状を教えて下さい】
死者が13名平田地区からでていること。エコノミークラス症候群で亡くなった人が始めてでたのも平田地区であったこと。孤立がひどいこと。仮設住宅への受渡し状況について など。

▼7:44〜 【孤立がひどいとは具体的にどんな状況だったのですか?】
全戸調査をおこなった。人々がどこにいるのかが把握できない状況がひどかったこと。例えば崩れた小屋の中にある米を保存する機械の中で寝ている人がいたこと。高齢の方がいる世帯が圧倒的に避難せず残ってしまい、そのような方が病気になりやすかったりということについて など。

▼9:16〜 【ライフラインの復旧状況はどうですか?】
電気、ガスの復旧は早かった。ただ下水がやられているのでトイレが使えない、シャワーがないという状況について など。

▼10:50〜 【今、松尾さんがいる建物はどんなところですか?】
今いるのはコンテナハウス。ボランティアの人が泊まれるようになっていたり、集会所変わりになっている場所。

▼11:27〜 【子供たちの日常の様子を教えて下さい】

▼13:32〜 【今後はどのような復旧作業が行われるのですか?】
仮設住宅の建設ができたところ。これからは家の解体が始まる。まだ家の建設がはじまっているところはないということ など。

▼14:04〜 【救援物資で要らなかったもの、または必要だったものはありますか?】
水がないので、喉が渇くようなもの、辛いもの、酸っぱいものは必要性を感じなかったこと。アルファ米はとても助かったこと。物資はあるが、配分ができていない、大きな避難所で止まってしまっていた状況、指定避難所の場所に物資が届かない など。

▼16:17〜 【物資の確保について注意すべき点】
買い込む人が多かったため、店にものがなくなってしまい必要な人が手に入れられない状況があったこと。必要なものを必要なだけ買うことで必要な人に行き届くと感じたこと、買い込むという行動は控えたほうがいいと感じたこと など。

▼16:57〜 【震災当時の状況把握について大変だったことは何ですか?】
情報について感じたこと。twitterのデマなど。動物園からライオンが飛び出したなどのデマがあったこと。当事者には確認のしようがないので振り回されてしまうこと。阿蘇大橋崩落の情報のときには、それがデマなのか分からず、実際には本当に崩落していて、危ない目にあってしまったという状況。リソースない情報が流れると見極めが難しく振り回されてしまうこと。facebookでは顔が見える関係で繋がっているので、比較的信頼できたこと など。

▼18:28〜 【今でもボランティアは必要とされているのですか?】
ボランティアは今はほとんど来ていないので足りていないこと。まだボランティアは必要とされていること。仮設住宅への引っ越しにはボランティアが必要(高齢の方など)だし、仮設住宅での孤独を癒やす役割も必要とされていること。例えば高齢の男性で仮設住宅に引っ越し、何もやることがなくひきこもってお酒を飲むしかやることがない、お酒を飲んでそのまま亡くなってしまったケースもあったこと など。

▼21:15〜 【山形の人にしてほしいこと、伝えたいことはありますか?】
自分の目で見ることによって、正しい情報を知ることができるので実際に足を運んでほしいこと。見たものを持ち帰って今後に活かして欲しい。伝わっていないこと、ゆがんで伝わってしまっていること多々あるということ など。

UNDERBARでは9月24日(土)まで募金箱を設置し、義援金を募っています。現在7000円程の募金が集まっており、集まったお金はInformation BEPPUに全額寄付いたします。まだまだ皆様の力が必要です。お待ちしております。

■Information BEPPU
熊本地震発生直後、立命館アジア太平洋大学の学生により立ち上がった団体。別府市の災害情報を多言語で発信することから始まり、別府市や熊本県内への災害ボランティア派遣、ボランティアコーディネート、大学と共催しボランティアガイダンスの開催を行っている。
https://www.facebook.com/groups/574830562677171/

■writer's profile

Yuki Nakamura

Yuki Nakamura

中村 雄季

埼玉県出身。大学を卒業後都内大手デジタルマーケティングエージェンシーでWEBディレクターとして勤務。2013年、自然に寄り添ったライフスタイル・社会経済の構築を実践するため山形県庄内地方へ移住。現在農家として遊佐町で70aの砂丘畑の耕作、及びFUN MORE DESIGNとしてWEBサイト構築・編集・ライティング等に従事。  http://funmoredesign.com  Instagram

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