日本・世界のコワーキングについて調べてみた

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2015年6月1日プレオープン、9月8日に正式オープンしたアンダーバー。
コワーキングスペースを立ち上げるにあたり、日本、世界のコワーキングスペースについて参考にしたり、調査をしたりしましたのでまとめてみました。

そもそもコワーキングスペースって何だ?

コワーキングスペースとは

コワーキングスペースは、フリーランス、起業家など業種や立場を問わずに様々なバックグラウンドを持つ人々が自分の業務をしたり、新しいアイデアを仲間とともに形にしていく場として利用します。
山形県酒田市のコワーキングスペースUNDERBARは、東北公益文科大学キャンパス内にあるということで、学生と社会人が入り混じったコミュニティができていることが大きな特徴かもしれません。

以下コワーキング協同組合のWebサイトにコワーキングの概念が分かりやすく説明されていましたので、より詳しく知りたい方は是非みてみてください。

▼コワーキングとはコワーキング協同組合)
http://coworking.coop/about/coworking/

Jelly!

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コワーキングのコミュニティ周辺では「Jelly(ジェリー)」というイベントが開催されることがあります。
このJellyというイベントは、コワーキングの良いところ・考え方がギュッと凝縮されているように思います。

Jellyは誰かの家、カフェ、コワーキングスペースなど1つのスペースに集まって仕事をしようというイベントです。特にテーマを設定せずに自分の仕事を進めるJellyの場合もあるかもしれませんし、テーマが設定されているJellyの場合もあるかもしれません。
いつも決まったオフィスで決まった人と仕事をしていたり、フリーランサーが1人で仕事をしていたりすると、息が詰まったり視点が偏ったりしがちです。Jellyはいつもと異なった空間で新鮮な気持ちで仕事ができ、誰でも気軽に参加できますので様々な人と気軽に意見交換やブレストができる等のメリットがあります。

▼Jellyはこんなイメージ

▼以下サイト英語ですが、Jellyについて分かりやすく説明されています。
http://www.shareable.net/blog/how-to-jelly-a-guide-to-casual-coworking

日本で最初のコワーキングCahootz(カフーツ)さんはJellyを積極的に開催されています。
▼Cahootz Jelly Archiveページ
http://cahootz.jp/?cat=17

世界に7800箇所のコワーキングスペース

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世界のコワーキング動向の情報を発信しているWebマガジン”deskmag“によると、現在世界中で7800箇所のコワーキングスペースが存在し、過去2年間で36%も増えているとのこと。そして今後もまだ増えていくことが予測されています。”deskmag”では世界各国のコワーキングスペースの紹介もありました。世界各地のコワーカー達と仕事をし交流しながら旅をする、そんな姿を想像するとわくわくしてきます。

▼deskmag 各国のコワーキングスペース紹介(英語)
http://www.deskmag.com/en/coworking-city-country-profiles

また日本各地のコワーキングスペースは「コワーキング 一覧」などと検索すると見つかる他、”コワーキングスペース レポートマガジン“というWebサイトや前述の”コワーキング協同組合“のWebサイトから探すことができます。

▼コワーキングスペース レポートマガジン
http://co-working-space.net/

▼コワーキング協同組合 コワーキングスペース検索
http://coworking.coop/space/search/

コワーキングが増えている背景

コワーキングスペースがこれだけ増えている背景は何でしょうか。

自由な働き方が可能な時代

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「会社に縛られずに働きたい」「世界を旅するように働きたい」。こうした望みは昔からあったものですが、最近ではインターネットの高速化を背景に働き方の自由度が格段に高まっています
ブロガーやYouTuberとして収入を得る、東京などの大都市から地方に移住し以前の仕事を引続き受ける、クラウドソーシングのサービスを活用するなどの働き方ができるようになってきました。
そうした人々は、コワーキングを様々な人と出会い新たな刺激をうけることができる場として、快適な仕事スペースとして重宝します。

▼(参考)国内のフリーランスは1,228万人。ランサーズ、日本初のフリーランス実態調査を実施
http://crowdsourcing-i.com/research/post-58/

地方活性のニーズ

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山形県の庄内平野は回りを山と海に囲まれ、東京や仙台など都市圏からのアクセスはよくありません。地元の人はよく「陸の孤島」なんていう表現を使います。そんな地域のご多分に漏れず、庄内に暮らしていると「地域の活性化」に対するニーズを非常に大きく感じます。UNDERBARもその使命を背負い、酒田市の助成を受けて誕生しています。

調べてみると日本の地方にもたくさんのコワーキングスペースが存在します。多様な人々が集い自由でオープンな空気があるからこそ生まれるアイデアや画期的なプロジェクトの誕生がコワーキングスペースには期待されています。

イノベーションへの期待

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Photo credit: thinkpublic via VisualHunt.com / CC BY-ND

異なる分野の人・技術・アイデアがぶつかるところに刺激が生まれ新しいアイデアが生まれやすくなります。各分野の技術・知識が高度に専門化している今、会社の職場のような既存の場ではない新しいコミュニティスペースの形が活用されています。

▼キャンパスロンドン googleが運営するコワーキングスペース
https://www.campus.co/london/en/about

▼TECH LAB PAAK リクルートが運営するオープンイノベーションスペース
http://techlabpaak.com/

とにかく楽しい

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最後に、「楽しい!わくわくする!」これに尽きるのではないでしょうか。
多くの人は働くことに人生の多くの時間を使います。1度きりの人生、大部分の時間を使う「働くこと」が楽しくなければもったいない。本来働くことは楽しいはずです。自分の好きなことを仕事にしたり、仕事に情熱を持って取り組むことができれば人生は格段に楽しくなります。
コワーキングスペースには、様々な人が出入りし、ポジティブな空気感と、たくさんの学びの機会が詰まっています。次に何が起こるかわからないワクワク感、コワーキングのコミュニティに触れることで自分がどう化学変化を起こしていくかという期待感、そうした楽しさこそがコワーキングスペースが増えている大きな要因かと思います。

行ってみたいぞ!世界のコワーキング

最後に「行ってみたい!」「調べてみて気になった!」コワーキングスペースをいくつかご紹介します。

■betahaus ドイツ
http://www.betahaus.com/berlin/
広いカフェや、様々なスクールプログラムも併設されていて、洗練され多くの新しい出会いがありそうです。

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■BROOKLYN BOULDERS アメリカ
http://brooklynboulders.com/somerville/corporate/collaborative-workspace/
こちらは巨大なボルダリング・フィットネスジムの中に設置されたコワーキングスペース。鍛えられたフィジカルがクリエイティビティを刺激しそうです。

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■URBAN STATION
http://argentina.enjoyurbanstation.com/en/home-english/
アルゼンチン、チリ、コロンビア、メキシコに11店舗を展開しているコワーキング。とにかくモダンなインテリアが素敵です。

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■DUKE STUDIOS イギリス
http://duke-studios.com/home
レンタルオフィス、コワーキングの他、フォトスタジオやレーザーカッターなどの工作機械も用意されています。

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■COCO アメリカ
https://explorecoco.com/
古い建物をリノベーションしてコワーキング活用し、活気を取り戻している例。産業の移り変わりにより、人口減少と古い建物の取り壊しが進んでいたミネアポリスのダウンタウンの建物を活用。(参考記事:http://www.deskmag.com/en/old-spaces-new-ideas-midwest-cincinnati-coworking-covington-reinvention

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■MYCAFE 名古屋
https://mycafe.jp/
名古屋を中心に4店舗を展開するコワーキング。フィットネスジム、ブックカフェ、レンタルオフィスなど充実の設備。スタートアップウィークエンドを開催するなど起業支援にも積極的に活動されているとのことです。ちなみに我々UNDERBARでも定期的にStartup Weedend Yamagataを開催しています。

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■カフーツ 神戸
http://cahootz.jp/
日本で最初のコワーキング。主宰の伊藤富雄さんはコワーキング協同組合も設立され、日本のコワーキング文化の形成に尽力されています。

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■Impact HUB Tokyo 東京
http://hubtokyo.com/
世界48カ国に展開するImpact Hubの東京拠点。社会の課題に対して行動を起こしていくコミュニティを形成しています。

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■コワーキングスペース7F 埼玉
http://office7f.com/
大宮駅前の好アクセス地にあるアットホームなコワーキングスペース。名前の通り7階にあるが、現在6階にも増床中。

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■co-ba郡山 福島県郡山市
http://tsukuruba.com/co-ba/koriyama/
卓球台があったりとコミュニケーションが生まれて楽しそうなコワーキングスペースです。

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UNDERBARのお隣さん、東北のコワーキングスペースの一部をご紹介。

■ソシラボ 宮城県仙台市
http://socilabo.com/

■ノラヤ 宮城県仙台市
https://www.facebook.com/NO6A8/

■エキイチ 山形県鶴岡市
https://www.facebook.com/ekiichi/

■みどりまち文庫 山形県鶴岡市
https://www.facebook.com/midorimachi.bunko/

■スタジオ八百萬 山形県山形市
http://studio800man.com/

■coworking space too 山形県山形市
http://www.coworking-too.com/

■なれあい 山形県山形市
http://www.nareai.jp/

■GOSALOn 山形県新庄市
https://www.facebook.com/shinjo.gosalon/

■たのし荘 山形県米沢市
https://www.facebook.com/%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%97%E8%8D%98-1600704100200366/

上記山形県内のコワーキングスペースについては以下ヤマガタ未来ラボさんの記事に丁寧にまとめてあります。

▼「今話題のコワーキングスペースを利用してみませんか?」山形県内のコワーキングスペースをまとめてみた。
http://mirailab.info/column/8308

■writer's profile

Yuki Nakamura

Yuki Nakamura

中村 雄季

埼玉県出身。大学を卒業後都内大手デジタルマーケティングエージェンシーでWEBディレクターとして勤務。2013年、自然に寄り添ったライフスタイル・社会経済の構築を実践するため山形県庄内地方へ移住。現在農家として遊佐町で70aの砂丘畑の耕作、及びFUN MORE DESIGNとしてWEBサイト構築・編集・ライティング等に従事。  http://funmoredesign.com  Instagram

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