【Be a challenger!】〜Self Commentary〜 プロジェクトのスタートは、ビジョンや目標設定よりもチームビルディング(仲間づくり)が優先する!?

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こちらの記事は2つでセットとなっています。以下の記事も是非一緒にお読み下さい。

※ セルフコメンタリーでは、“Be a challenger”が個人の私見に偏りがちな点を補うべく、少し客観的な視点をもって、役立つポイントをピックアップして解説していきます。

オープンまで辿りつけた成功の”カギ”

文字通り“小さな一歩”から始まったプロジェクトは、未曽有の嵐に直面した帆船のようにギリギリの航海を経て、何とか「庄内地域初のコワーキングスペース」のオープンまでたどり着きます
では、何故 このプロジェクトは、他の多くの新しい試みが頓挫したり、失敗していく中で、成功することができたのでしょうか?
その成功のカギは、一般的なプロジェクト・マネジメントの教科書には書いていないポイントにあります。

それはプロジェクト生成期の“優先順位“です。

最初の一歩の優先順位

新しいプロジェクトの始動には、最初にいくつかのお作法的な要素を作り上げるのが定番となっています。たとえばビジョン作りや目標設定に時間をかけるスタイルです。
もしくは、プロジェクトの始まる前から報告書の準備に多くのワークロードを割くような場合もあります。こうしたやり方は、トップダウンで最初に「やるべきこと」や「やり方」、そして「担当する人と組織」まで決まっているケースで良く見られます。
しかし、こうしたアプローチは、往々にして同じようなプロジェクトを生み出すだけで、実は何も変化を生み出さないパターンに陥りがちです。

では、成功するプロジェクトを始動するためには、何から手を付ければよいのでしょうか。
最近、多くの若い起業家が日本でも生まれるようになってきました。そうした若者の話しや意見に耳を傾けてみると、彼らの“最初の一歩”に意外な共通点が見られます。
それは「誰と一緒にやるか」という価値観を最優先している点です。

チームビルディングに価値を置く

「やるべきこと」や「やり方」といったHow toよりも、まず「誰と一緒にやるか」といったチームビルディングに価値を置いているのが大きな特徴です。
これは新しいチャレンジの始動というタイミングでは、合理的なアプローチであると考えられます。何故なら、スタートアップの時に設定したビジョンや目標は、状況に応じてどんどん変えて行く必要があるからです。最初の条件に縛られすぎると、プロジェクトは迷走し始めます。

周りの環境に合わせて変化を生み出していくためには、共感でき信頼できる仲間が一緒に取り組むことが何よりも大事になってくるのです。
ちょっと前に流行り、今でも多くの地域が活用している“課題分析型アプローチ”では、地域の課題解決に近づくことはできずに、問題の周辺を回り続けるようなパラドックス・ループに嵌ってしまいがちなのです。

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『我々の直面する重要な問題は、その問題が生まれた時と同じ考えのレベルでは解決することはできない。』

アルベルト・アインシュタイン

共感がスタートポイント

私たちが、最初の一歩を踏み出したプロジェクトも、トップダウン型で最初にビジョンや目標ありきではなく、ボトムアップ型として「この地域に本当に必要な場所をつくりたい」という想いを共有した起業家と行政マン、大学教員有志が集まった場で生まれた「共感」がスタートポイントになりました。そして、その始まり方が、プロジェクトの成否を運命づけることになったのです。

チャレンジングなプロジェクト程「誰と一緒にやるか」というポイントを大切にしていくことが、プロジェクトの成否を分ける分岐点になるのです。

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(UNDERBAR総支配人 平尾 清)
goodhope@live.jp

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■writer's profile

Kiyoshi Hirao

Kiyoshi Hirao

平尾 清

マーケティングスペシャリストとしてIBM、マイクロソフト、GEを顧客志向に変革するプロジェクトをリード。 2014年4月から、東北公益文科大学に着任し、地域活性化を主な目的としたマーケティング・コースや起業家塾を主宰。 ビジネスとして、新しいスタイルのコンサルティング事務所『Share INITIATIVES』を設立し、世界ブランド企業のビジネス戦略/人材育成をはじめとして、NPO、公共機関など、ジャンルを超えた幅広いソリューションを提供している。 2015年6月に庄内初のコワーキングスペースとして誕生したUNDERBARを仲間たちとco-working resortとして進化させていくことに全力を注いでいる。

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