「武器」「自分のため」「あきらめない」コワーキングに大切な3つの事。

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コワーキングスペースと一般的な職場の違いは何でしょうか?または、どうやったら一般的な職場にはないマジカルな空間にコワーキングスペースをできるのか?そんなヒントを探すため、今回は「グラフィックデザイナー」であり、「山伏」の顔も持つ三浦雄大さんに話を聞きました。デザイナー三浦さんが考える「大切な3つの事」ご一読ください。

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三浦雄大 miura takehiro
1980年鶴岡市生まれ。鶴商学園高等学校卒業後、仙台美術予備校で絵画の基礎を学び、19歳で渡仏。パリのアトリエに通いながら芸術を学ぶうちにグラフィックデザインをはじめる。23歳で帰国後、「日本」という国をちゃんと知りたいという気持ちから、東京→沖縄→北海道と旅をしながら各地でデザインの仕事をしてきた。3.11を機に鶴岡へ帰郷し、鶴岡市山王町にデザイン事務所「IDEHA Creation」を開く。2012年から出羽三山神社「秋の峰入」に入り山伏修行を続けている。
http://www.idehacreation.com/

私にとって「コワーキングスペース」から連想するイメージは、「人と人が化学反応を生み出す実験室(ラボ)」のような空間ー。
密室の中で誰かと誰かが出会い、話し合うことで、様々な反応が生まれる。時には実験室から飛び出して、想像をはるかに超えた発展を遂げる可能性を秘めている。「コワーキングスペース」という言葉には、そんな未知なるものに触れるような、わくわくする響きがあるように感じます。

私の職業はグラフィックデザイナー(フリーランス)です。いってみればこの仕事は、「コワーキング」の定義にぴたりと当てはまる働き方なのかもしれません。誰かと出会い、話し合い、自分(そしてチーム)ができる最善のことを実行し、結果が出る。デザインの仕事の多くは、一人ではできない仕事ばかりです。私は独りで場所を転々としながらも、こういったことを12年ほど続けてきました。いつしか私にとって「design」することは、どこにいてもどんな人が相手でも、自分らしく生きるため「survive」する術となっていったのかもしれません。

そんな私が日々感じている「コワーキング」において大切な3つのことを考えていきたいと思います。(※あくまで個人的な感覚です)

1)自分の「武器」を研ぎ澄ます

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photo © miura takehiro

「武器」というと物騒ですが、これは人を攻撃するためのものではありません。あくまでも目の前にある「問題」や「試練」に立ち向かい、未来を切り開くための「武器」という意味です。どんな難しいプロジェクトにおいても自分をしっかりと保ちながら状況を把握・分析し、最大のパフォーマンスを発揮するためには、いつも自分の「武器」をしっかりと研ぎ澄ませておく必要があるのではないでしょうか。

2)「誰かのため」も必要だが、まず「自分のため」

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photo © miura takehiro

協調性を重んじる日本人にとっては、少し違和感がある表現かもしれません。しかし、本当に「誰かのため」に役に立ちたいのなら、まず「自分のため」にやるという気持ちが大切だと思います。といっても、私利私欲に走るという意味ではありません。正確に言えば、あくまでもチームが共有するヴィジョンを実現することを前提として「自分の未来のため」に最大限努力する。その結果「誰かのため」になるというイメージです。それが逆になってしまうと、責任の所在があいまいになってしまったり、何のためにやっているのかが分からなくなってしまう場合もあるような気がします。

3)あきらめない

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photo © miura takehiro

努力した結果うまくいかなかったとしても、それは確実に自身の「経験」になります。たとえ「失敗」したと思うようなことがっても、そこで得た経験は、新たな課題を乗り越えるためのエネルギーになります。それは「挑戦」した人にしか見えない視野です。肝心なのは「失敗」を恐れずに「挑戦」すること。そして、あきらめない限り「失敗」はないのだ、と気づくことです。

以上の3つのことを心がけることで、きっと誰でも自分にしかない魅力を最大限引き出せるのではないかと思います。
ごくシンプルなことかもしれませんが、「コワーキング」すること、そして「コワーキングスペース」という空間をより一層楽しく感じられるためのヒントにしてもらえれば幸いです。

最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。

三浦 雄大
庄内に根ざしたアートワークで人を惹きつける三浦さん。たくさんの信頼を集めている秘訣は、上記3ポイントに立脚した「コワーキング」のプロセスにありそうです。たくさんの人の「自分の未来のため」を上手く結びつけていった先に、「想像を超えた化学反応」をコワーキングスペースという場所で起こせるのかもしれません。

IDEHA Creationの作品は以下Webサイトより見られます。是非見てみてくださいね。
http://www.idehacreation.com/

■writer's profile

Takehiro Miura

Takehiro Miura

三浦 雄大

1980年鶴岡市生まれ。鶴商学園高等学校卒業後、仙台美術予備校で絵画の基礎を学び、19歳で渡仏。パリのアトリエに通いながら芸術を学ぶうちにグラフィックデザインをはじめる。23歳で帰国後、「日本」という国をちゃんと知りたいという気持ちから、東京→沖縄→北海道と旅をしながら各地でデザインの仕事をしてきた。3.11を機に鶴岡へ帰郷し、鶴岡市山王町にデザイン事務所「IDEHA Creation」を開く。2012年から出羽三山神社「秋の峰入」に入り山伏修行を続けている。 http://www.idehacreation.com

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